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ten-eleven translocation

能動的DNA脱メチル化機構(DNA複製に依存しない脱メチル化機構)において,脱メチル化酵素として働くタンパク質で,TETファミリーとして現在までにTET1,TET2,TET3が同定されている.TETはシトシンの5位のメチル基(5mc:5-メチルシトシン)を水酸化し,5hmc(5-ヒドロキシメチルシトシン)に変換するが,この反応の際にTCA回路の代謝物であるα-ケトグルタル酸(α-KG)を補酵素として利用する.(実験医学増刊3415より)

遺伝子制御の新たな主役 栄養シグナル

糖、脂質、アミノ酸による転写調節・生体恒常性機構と疾患をつなぐニュートリゲノミクス

矢作直也/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです